ChecklistCreator
Excel表のワークシート展開

ChecklistCreator について

Excelで作成された表をマスターデータとし、行を抽出して雛形のワークシートに差し込んで帳票を作成するシステムです。 当初の用途からこの名前になりましたが、チェックシート以外の帳票にも使用できます。 ファイルに依存することを嫌い、あえてExcelマクロではなく、スタンドアロン型のWindowsアプリケーションとしています。 一度に多数の帳票を作成することを想定しており、出力されるファイル名にもマスターデータの値を使って自動的に決めることができます。

例えば次図のようなメンバー表を元に、メンバーごとのファイルを作成できます。

メンバー表

次図のような帳票の雛形を用意します。

メンバーカード雛形

本アプリケーションを実行すると、雛形から新しいExcelファイルが作成され、[項目名]のセルにメンバー表の値が挿入されます。

メンバーカード出力

マスターデータとして使用するExcel表は、先頭行に重複しない項目名が記載されている必要があります。 但し、表の開始位置はA1セルでなくても構いません。 次図の作業予定表はワークシートの先頭行にタイトルが記載されており、表はB2セルから始まっています。 さらに顧客ID、顧客名、予定日時の3つの項目は、セルが結合されています。

作業予定表(見出しセル結合)

この場合、B3、C3 および D3 は空のセルとみなされるため、項目名を取得できません。 次図のように修正することで、使用できるようになります。 表の開始位置(すなわちデータの読み取り開始位置は、B3 セルとなります。

作業予定表(修正)

アプリではマスターとなるExcelファイルのパスや、表の開始位置を指定します。 表内の値から、出力対象の行を抽出することができます。

ChecklistCreator2